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トイレのメーカー比較|掃除しやすいトイレの特徴や選び方も紹介
投稿日:2023.05.01/更新日:2023.05.01
トイレにはさまざまなメーカーがあり、取り扱っている商品の種類や機能、価格帯も異なります。
そこで本記事では、国内の主要なトイレメーカーとその特徴、価格帯などの違いも比較しながら解説します。
トイレのメーカー①:TOTO
TOTOは日本を代表するトイレメーカーで、創業から100年以上の歴史をもつ老舗企業です。
優れた技術力と開発力、高い信頼性をもち、温水洗浄便座(ウォシュレット)や節水型トイレ、防汚技術を備えた便器など、革新的な製品を次々に開発・発売しています。
取り扱っているトイレの種類
- ➀組み合わせトイレ
- ②タンクレストイレ
- ③一体型トイレ
- ④システムトイレ
価格帯
一般的なウォシュレット付きトイレの場合、本体および工事費を合わせた平均価格帯は約10万円から40万円程度となっています。
トイレのメーカー②:Panasonic
Panasonicは日本を代表する家電メーカーとして知られていますが、住宅用設備のひとつとしてトイレも取り扱っています。
「アラウーノ」シリーズとして知名度が高く、幅広い製品がラインナップされています。
Panasonicのトイレはデザイン性や使い勝手に優れた製品が多く、省エネや節水にも力を入れていることが大きな特徴です。
取り扱っているトイレの種類
- タンクレストイレ
価格帯
ウォシュレット付きトイレの本体および工事費の平均的な価格帯は、約10万円から25万円程度となっています。
トイレのメーカー③:LIXIL
LIXILは住宅設備機器の分野でトップクラスのシェアを誇るメーカーです。
「INAX」ブランドのトイレが有名であり、TOTOと並んで一度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
LIXILの製品も高品質で機能性に優れ、デザインも豊富に揃っています。
特に、タンクレストイレや一般住宅向けの壁掛便器、キャビネット付きトイレなど、他社ではあまりお目にかかれない個性的な製品も少なくありません。
取り扱っているトイレの種類
- ➀組み合わせトイレ
- ②タンクレストイレ
- ③一体型トイレ
- ④システムトイレ
価格帯
一般的なウォシュレット付きトイレの価格相場は、本体価格および工事費込みで約10万円から30万円程度となっています。
トイレのメーカー④:タカラスダンダード
タカラスタンダードはシステムバスやシステムキッチン、洗面化粧台など、幅広い住宅設備の開発・施工を手掛けているメーカーです。
タカラスタンダード社のトイレは比較的シンプルで飽きのこないデザインが多いですが、タンクレストイレや全周フチ無しの形状などの機能性が高く評価されています。
また、全国各地にタカラスタンダードのショールームがあるため、実物を見てから購入できるため安心感があります。
取り扱っているトイレの種類
- ①組み合わせトイレ
- ②一体型トイレ
- ③システムトイレ
価格帯
標準的なウォシュレット付きトイレの場合、本体価格と工事費込みで約10万円から20万円程度が平均的な価格となっています。
トイレのメーカー⑤:ジャニス工業
ジャニス工業は愛知県にある企業で、トイレや洗面台といった衛生陶器の開発・供給を手掛けているメーカーです。
他社に比べると知名度は高いとはいえませんが、価格は大幅に抑えられています。
デザイン性や機能性に強いこだわりはなく、できるだけコストを抑えたいという方に最適なメーカーといえるでしょう。
取り扱っているトイレの種類
- ➀組み合わせトイレ
- ②タンクレストイレ
- ③一体型トイレ
価格帯
一般的なトイレの場合、本体価格と工事費込みで約5万円から15万円程度が平均的な価格帯となっています。
掃除しやすいトイレのメーカーは?
近年のトイレは衛生面に配慮し、ほとんどのメーカーが掃除のしやすさを考慮したうえで製品が開発されています。
掃除のしやすさを念頭に比較すると、TOTO、Panasonic、LIXIL(INAXブランド)などがおすすめといえるでしょう。
各社ではどのような機能やデザインが採用されているのか、具体的に解説します。
TOTO
TOTOでは、汚れのもととなる菌を除菌する「きれい除菌水」や、便器表面に特殊なガラス層を焼き付け滑らかに仕上げた「セフィオンテクト」など、汚れが付きにくく、除菌効果が高い技術が用いられています。
また、便器の縁をなくしたフチなし形状のデザインも採用されており、隅々まで手が届きやすく掃除しやすい構造となっています。
Panasonic
Panasonicのトイレは、汚れが付きにくい特殊な表面処理「アラウーノ」が施されています。
また、オゾン水で自動除菌を行う「オゾンウォーター」や、洗剤の泡で便器を自動洗浄する「激落ちバブル」などの機能も搭載。
独自のリムレス構造や、便座の取り外しやすさなどの工夫も施されており、掃除の手間を大幅に軽減できます。
LIXIL
LIXILのINAXブランドでは、水垢や汚れが付着しにくい表面加工「アクアセラミック」や、強力な水流によって便器を洗浄する「パワーストリーム洗浄」といった技術が採用されています。
また、プラズマクラスターイオンによってトイレを丸ごと除菌・消臭することで、ニオイを抑えるとともにカビ菌の繁殖も抑制できます。
自分の家に合ったトイレメーカーの選び方
水回りのリフォームを検討している方にとっては、さまざまなトイレメーカーがあるため、どこを選べば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。
メーカーの知名度やシェアなどもひとつのポイントとなりますが、それ以上に重要なポイントがいくつかあります。
設置したいトイレの種類が選べるか
一口にトイレといっても、タンクと便器が分離した組み合わせ型や、タンクと便器が一体型のタイプ、タンクそのものをなくしたタンクレス型、キャビネットなどがセットになったシステムトイレなどがあります。
メーカーによっては全ての種類のトイレがラインナップされておらず、特にシステムトイレやタンクレス型などは選択肢が少ないケースも少なくありません。
どのような形状のトイレを設置したいのかを考え、製品を取り扱っているメーカーの中から選択しましょう。
気に入ったデザインがあるか
同じ種類のトイレでも、メーカーによって形状やデザインが異なります。
見た目にこだわりたい場合には、複数のメーカーを比較しながら選びましょう。
特にトイレは毎日使用するものであり、デザインは妥協せずに選ぶことで高い満足度を得られます。
価格と機能のバランスがとれているか
最新のトイレはさまざまな機能が搭載されており、従来に比べて掃除やお手入れの手間が格段に減っています。
しかし、メーカーによっては、最新の機能は一部の上位機種のみに搭載されているケースも少なくありません。
たとえば、除菌機能や節水機能、便器のバリアコーティング加工など、同じ機能で比較したときに価格とのバランスがとれているメーカーを選ぶことがおすすめです。
トイレのリフォームを学ぶメリットや方法
トイレは本体を購入して終わりではなく、施工取付やリフォームといった工事もしなければなりません。
多くの場合、提携している施工業者や販売業者が自宅まで訪問し作業をしてくれますが、トイレのリフォームを行うスキルがあれば自分で作業をすることも可能です。
では、このようなスキルを身につけるにはどういった方法があるのでしょうか。
トイレのリフォームを学ぶ方法
トイレのリフォームを学ぶ際には、リフォームに対応した業者へ就職し実務経験を積む方法が一般的です。
先輩や親方をサポートしながら作業風景を見て、手を動かしながらスキルを身につけていきます。
もう一つの方法としては、職人を育成する学校や教育機関で学ぶケースもあります。
短期間でトイレリフォームに必要な知識や技術を習得でき、現場で即戦力として活躍できる人材を目指します。
トイレのリフォームを学ぶメリット
トイレのリフォームを学ぶことで、どういったメリットが得られるのでしょうか。
もっとも大きいのは、手に職をつけることでさまざまな企業や現場で活躍できることです。
建設業界やリフォーム業界は慢性的な人手不足に陥っており、高度なスキルをもった人材は多くの現場で重宝されます。
特定のスキルや経験をもった職人は、年齢を重ねても即戦力として活躍でき、将来的に仕事を失うといったリスクを回避できるでしょう。
◆リフォームの職人を育てるリフォーマー専門学校では何を学べる?
ハウスリフォーマー育成学院は12日間で多能工職人になれる
トイレのリフォームを学べる学校は全国各地にありますが、なかでもハウスリフォーマー育成学院では12日間で多能工職人を目指せるためおすすめです。
トイレのリフォーム以外にも、洗面所改装やキッチン交換、クロス貼り替え、フロアタイル施工、木部リペアなどハウスリフォームに必要なことを学べます。
トイレのリフォーム以外にも、対応できる作業が多いほどさまざまな現場で重宝され、多能工職人としての価値を高めることができるでしょう。
また、自分自身が住んでいる住宅のリフォームや補修もできるようになるため、価値の高いカリキュラムといえるでしょう。
まとめ
TOTOやLIXIL(INAXブランド)のように一度は目にしたことのあるメーカー以外にも、日本にはさまざまなトイレメーカーがあります。
それぞれ取り扱っているトイレの種類が異なるほか、機能面や価格帯にも違いがあるため、複数社を比較しながら選ぶことが重要といえるでしょう。
トイレの施工や交換作業を含めたリフォームの技術を学ぶためには、現場で修行を積むのもひとつの方法ですが、ハウスリフォーマー育成学院のような専門の機関で学ぶこともおすすめです。