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内装職人になるための方法は?気になる年収や需要、仕事内容も解説

投稿日:2022.10.03/更新日:2025.08.22

床

建物の新築およびリフォームの際に不可欠な内装工事。クロスやフローリングの貼り替えには熟練の技術が求められ、職人の仕事が仕上がりの品質を左右します。

繊細な技術と豊富な作業経験が求められる内装職人は、どのようなキャリアを経て活躍できるのか、また、内装職人はどの程度の需要があるのか、平均的な給与や年収も気になるところです。

本記事では、内装職人になるための方法や技術を学べる学校の紹介、現在および今後の需要、また、平均年収などについても詳しく解説します。

内装職人とは

塗装

内装職人は「内装工」や「ハウスリフォーマー」ともよばれ、建物の内装工事を担う職人のことです。

外壁や屋根、窓は外装に分類されるのに対し、内装はクロスや天井、フロアタイル、間仕切り、網戸、便器や洗面台の取り付け、などが該当します。

どれだけ外装がきれいな建物であっても、内装の仕上がりが悪いと住人にとって住みづらく満足度が下がってしまいます。

なので、内装職人は住民の生活環境を大きく左右する重要な仕事ともいえます。

ちなみに、クロスの貼り替えを担当する職人、フローリングの貼り替えを担当する職人など、工程ごとにさまざまな職人が存在しますが、複数の工程を一手に任せられる職人を内装職人と呼ぶことが多いです。

また、内装職人は内装の技術はもちろんのこと、法令に基づいて材料を選んだり、施行することも求められます。

そのため、建築基準法や消防法などの法令に関する知識も身につけておく必要があるでしょう。

関連記事:学歴不問で技術習得できるリフォームの専門学校は?費用も解説

内装職人の需要

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内装職人は新築住宅を建てる際はもちろんですが、リフォームなどにおいても不可欠のため安定的な需要があります。

また、活躍の場は一般の戸建て住宅だけにとどまらず、アパートやマンションにおける原状回復工事、オフィスやテナントの内装工事など多岐に渡ります。

ちなみに、専門分野に特化して活躍している内装職人も存在します。

例えば、クロス貼り替えを専門にしている「クロス職人」は、不動産会社と契約して仕事を受注している場合もあります。

不動産物件におけるクロスの耐用年数は6年とされており、内装のなかでも貼り替えの頻度が高いことから、安定的に仕事を受けることができます。

逆に、得意先がなく個人からの依頼のみに頼っている内装職人の場合だと不安定になりがちです。

なので専門分野に特化するより、フローリングや天井板、ボードの貼り替えなどもできるオールマイティな内装職人の方が、より安定して仕事を獲得できる傾向があります。

また、建設会社で活躍している内装職人も、複数の工程を任せられるマルチスキルをもった人材のニーズが高いといわれています。

関連記事:クロス張り替えは自分でもできるのか?|メリットや費用も解説

内装職人の平均給与や平均年収

給料

内装職人として活躍するためにはさまざまな方法があり、それによっても想定される年収は異なります。

たとえば、一般的な建設会社や工務店の求人情報を見てみると、内装職人としての給与は月額20〜40万円程度。

地域によっても年収の相場は異なりますが、首都圏の場合はおよそ400〜500万円程度が平均年収となるでしょう。

また、企業に所属することなく一人親方の内装職人として活躍する道もあります。

得意先の数や稼働状況によっても年収は大きく異なりますが、およそ600万円程度が平均となっています。

ただし、一人親方の場合、ここから経費として工具や材料を購入する必要があるため、実質的な年収は会社員とそれほど変わらないケースもあるようです。

内装職人としてさらに多くの年収を得るためには、ひとつのスキルに限定するのではなく、マルチスキルを備えた人材になることが大きなポイントといえます。

仮に、クロス貼り替えだけを専門にしている職人と、クロスやフローリング、天井板の貼り替えも対応できる職人がいた場合、多くの顧客は後者を選ぶでしょう。

このように得意先が増えると同時に、一度の依頼で複数の作業を請け負うことができるため、売り上げ向上が期待できます。

関連記事:多能工職人とは?リフォーム業界で求められる理由やなるための方法を解説

内装職人になるための方法は?内装工事を学べる場所はどこ?

内装

未経験者が今後内装職人として活躍していくためには、どのような場でスキルを身につけておくと良いのでしょうか。

内装工事を学ぶ方法として代表的な3つのパターンを紹介します。

職業訓練校

国や自治体によって運営されている職業訓練校では、「内装施行科」とよばれるコースを設けている学校があります。

クロス貼り替え作業やタイルカーペットの貼り替え作業、襖や天井壁紙などの貼り替え作業のスキルを習得でき、学科と実技を通して体系的に学ぶことが可能です。

仕事をしながら学ぶ

2つ目のパターンが、建設会社や工務店にアルバイトまたは正社員として入職し、現場経験を積み重ねて内装職人としての腕を磨く方法です。

建設業界では深刻な人手不足に陥っているのが現状で、未経験者であってもやる気のある人材であれば採用してくれる企業も少なくありません。

内装職人やハウスリフォーマーを育成する民間のスクール

短期集中で専門的な知識を習得したい方には、内装職人やハウスリフォーマーを育成する民間スクールがおすすめです。

数ある民間スクールのなかでも、ハウスリフォーマー育成学院なら効率的な教育プログラムが用意されているので短期間で質の高い技術を学べます。

オールラウンドな内装職人を目指すならハウスリフォーマー育成学校北陸校へ

オールラウンドな内装職人を目指しているものの、実務経験や知識がまったくない状態でいきなり工務店に就職・転職するのはハードルが高く感じます。

そのような方は、ハウスリフォーマー育成学院北陸校がおすすめです。

たとえば、「水廻り・内装コース」は11日間(80時間)にわたるカリキュラムを受講することで、リフォームの中でも特に需要の高い便器・洗面台の取り付け、フローリング、クロスの貼り替えなどに関するスキルを学べます。

少人数制のカリキュラムのため講師の丁寧な指導が受けられるほか、リフォームの現場で用いられることの多いメーカーの教材を多数使用しているため現場に出た後で作業に戸惑う心配もありません。

ハウスリフォーマー育成学院北陸校では、建設・リフォーム業界の未経験者も数多くカリキュラムを受講しているため初心者の方にとっても安心です。

実務経験が一切ないけどリフォームの技術を学びたいという方は、ハウスリフォーマー育成学院北陸校への入校もご検討ください。

まとめ

内装職人といっても、クロスやフローリング貼り替えなど作業内容は多岐にわたります。

建築士のように特別な資格がなくても内装職人として従事することは可能ですが、十分なスキルを身につけることが前提条件となります。

職業訓練校でスキルを身につける方法以外にも、企業でアルバイトや正社員として勤務しながらスキルを身につける方法もあります。

まずは自分自身がどのような内装職人になりたいのかを考え、状況に合わせて最適な方法でスキルを身につけていきましょう。