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内装職人になるための方法は?気になる年収や需要、仕事内容も解説

投稿日:2022.10.03/更新日:2022.10.03

床

建物の新築およびリフォームの際に不可欠な内装工事。クロスやフローリングの貼り替えには熟練の技術が求められ、職人の仕事が仕上がりの品質を左右します。

 

繊細な技術と豊富な作業経験が求められる内装職人は、どのようなキャリアを経て活躍できるものなのでしょうか。

 

また、内装職人はどの程度の需要があるのか、平均的な給与や年収が気になる方も多いことでしょう。

 

そこで今回は、内装職人になるための方法や技術を学べる学校の紹介、現在および今後の需要、平均年収などについても詳しく解説します。

 

内装職人とは

塗装

内装職人は「内装工」や「ハウスリフォーマー」ともよばれ、建物の内装工事を担う職人のことです。

 

外壁や屋根、窓は外装に分類されるのに対し、内装はクロスや天井、フロアタイル、間仕切り、網戸、便器や洗面台の取り付け、などが該当します。

 

どれだけ外装がきれいな建物であっても、内装の仕上がりが悪いと住人にとって住みづらく満足度が下がってしまうものです。

 

そのため、内装職人は住民の生活環境を大きく左右する重要な仕事でもあるのです。

 

内装職人をさらに細かく見ていくと、クロスの貼り替えを担当する職人、フローリングの貼り替えを担当する職人など、工程ごとにさまざまな職人が存在します。

 

内装職人とよばれる職種は、一般的に複数の工程を一手に任せられる職人のことを指すケースが多いです。

 

なお、内装職人は作業そのもののスキルはもちろんですが、法令に基づいて材料を選んだり、施行したりすることも求められます。

 

そのため、建築基準法や消防法といった法令に関する知識も身につけておく必要があるでしょう。

 

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内装職人の需要

人

内装職人は新築住宅を建てる際はもちろんですが、リフォームなどにおいても不可欠のため安定的な需要があります。

 

また、活躍の場は一般の戸建て住宅だけにとどまらず、アパートやマンションにおける原状回復工事、オフィスやテナントの内装工事など多岐にわたります。

 

ただし、内装職人のなかには対応できる業務もさまざまで、専門分野に特化して活躍している職人も存在します。

 

たとえば、クロス貼り替えを専門にしている「クロス職人」は、不動産会社と契約して仕事を受注しているケースも。

 

不動産物件におけるクロスの耐用年数は6年とされており、内装のなかでも貼り替えの頻度が高いことから安定的に仕事を得られるでしょう。

 

ただし、得意先がなく個人からの依頼を中心に請け負っている内装職人は、必ずしも安定しているとはいえないのも事実です。

 

そこで、クロス貼り替えのように専門分野に特化するのではなく、フローリングや天井板、ボードの貼り替えなども可能なオールマイティな内装職人のほうがより安定して仕事を獲得できる傾向があります。

 

建設会社で活躍している内装職人も、複数の工程を任せられるマルチスキルをもった人材のニーズが高いことも事実です。

 

>>クロスの張り替えは自分でもできるのか?メリットも紹介!

 

内装職人の平均給与や平均年収

給料

内装職人として活躍するためにはさまざまな方法があり、それによっても想定される年収は異なります。

 

たとえば、一般的な建設会社や工務店の求人情報を見てみると、内装職人としての給与は月額20〜40万円程度。

 

地域によっても年収の相場は異なりますが、首都圏の場合はおよそ400〜500万円程度が平均年収となるでしょう。

 

また、企業に所属することなく一人親方の内装職人として活躍する道もあります。得意先の数や稼働状況によっても年収は大きく異なりますが、およそ600万円程度が平均となっています。

 

ただし、一人親方の場合、ここから経費として工具や材料を購入する必要があるため、実質的な年収は会社員とそれほど変わらないケースもあるようです。

 

内装職人としてさらに多くの年収を得るためには、ひとつのスキルに限定するのではなく、マルチスキルを備えた人材になることが大きなポイントといえます。

 

仮に、クロス貼り替えだけを専門にしている一人親方と、クロスやフローリング、天井板の貼り替えも対応できる一人親方がいた場合、多くの顧客は後者を選ぶでしょう。

 

得意先が増えると同時に、一度の依頼で複数の作業を請け負うことができるため、売り上げ向上が期待できます。

 

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内装職人になるための方法は?内装工事を学べる場所はどこ?

内装

内装職人は建築士とは異なり、特別な資格がなくてもスキルさえあれば仕事に従事できます。

 

ただし、内装工事の現場に向かう際にはさまざまな工具や材料を車に積んで向かう必要があるため、普通自動車免許は持っておいたほうが良いでしょう。

 

では、未経験者が今後内装職人として活躍していくためには、どのような場でスキルを身につけておくと良いのでしょうか。

 

今回は内装工事を学ぶ方法として代表的な3つのパターンを紹介しましょう。

 

職業訓練校

国や自治体によって運営されている職業訓練校では、「内装施行科」とよばれるコースを設けている学校があります。

 

クロス貼り替え作業やタイルカーペットの貼り替え作業、襖や天井壁紙などの貼り替え作業のスキルを習得でき、学科と実技を通して体系的に学ぶことが可能です。

 

職業訓練校は、ハローワークに求職申し込みをしていることや、過去1年以内に公共職業訓練を受講していないなどの条件を満たせば入学でき、授業料は無料。

 

コースによっても受講期間は異なるものの、内装施行科の場合は主に6か月間のケースが多いようです。ただし、授業に使用する教科書代や作業服代などの実費として1〜2万円程度の費用が自己負担となります。

 

仕事をしながら学ぶ

2つ目のパターンが、建設会社や工務店にアルバイトまたは正社員として入職し、現場経験を積み重ねて内装職人としての腕を磨く方法です。

 

建設業界では深刻な人手不足に陥っているのが現状で、未経験者であってもやる気のある人材であれば採用してくれる企業も少なくありません。

 

先輩の職人から直接指導を受け、現場での経験を積み重ねることは内装職人としてのキャリアを目指すうえでの最短ルートともいえるでしょう。

 

職人の世界は実力主義であり、厳しい職人も多いのではないかと不安を抱く方も多いでしょう。

 

しかし、未経験者であってもやる気がある人材に対しては、自分のスキルや技術を丁寧に教えてくれる職人も意外と多いものです。

 

何よりも、給与をもらいながらスキルを身につけられるという意味では、仕事をしながら学ぶことは内装職人を目指すにうえでもっともおすすめの方法といえるかもしれません。

 

内装職人やハウスリフォーマーを育成する学校

上記2つに当てはまらない方や、もっと専門的な知識を習得したい方には内装職人やハウスリフォーマーを育成する学校がおすすめです。

 

例えばハウスリフォーマー育成学院では、効率的な教育プログラムが用意されていて、今後、業界必須の人材となっていくであろうハウスリフォーマーの必須スキルを体系的なカリキュラムに落とし込み、効率的に学べます。

 

また、講習期間は水廻り・内装コースで 11日間80時間ですので。短期間での技術習得が可能です。

 

さらに、育成学院の専門施設で、実践ありきの高レベルな小人数体制でじっくり授業を受けられます。講師陣が1人1人と全力で向き合って指導してもらえるので、確実にスキルが身に付きます。

 

その他にも、どのメーカーを要望があっても対応できるように 教材設備は様々なメーカーのものを揃えていたり、アフターフォローも充実しているので、卒業後も自由に講師陣と連絡を取り合い現場毎にアドバイスをさせていただきます

 

まとめ

内装職人といっても、クロスやフローリング貼り替えなど作業内容は多岐にわたります。

 

建築士のように特別な資格がなくても内装職人として従事することは可能ですが、十分なスキルを身につけることが前提条件となります。

 

職業訓練校でスキルを身につける方法以外にも、企業でアルバイトや正社員として勤務しながらスキルを身につける方法もあります。

 

まずは自分自身がどのような内装職人になりたいのかを考え、状況に合わせて最適な方法でスキルを身につけていきましょう。

 

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