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網戸の張り替えを自分で行うためのコツや必要な道具を紹介!
投稿日:2023.02.22/更新日:2024.08.09
気づかないうちに網戸に穴が空いていたり、一部が裂けていたという経験はないでしょうか。
このような場合、できるだけ早めに網戸を張り替える必要がありますが、実はDIYで張り替え作業ができることをご存知でしょうか。
本記事では、網戸の張り替えを自分で行うための手順やコツ、必要な道具などもあわせて紹介します。
網戸に穴が空いてしまう原因
そもそも網戸に穴が空くのはなぜなのでしょうか。
主な4つの原因を解説しましょう。
経年劣化
網戸はつねに紫外線や雨などにさらされているため、年数が経過するうちに劣化しやすい傾向にあります。
特にフレームに近い部分はゴムで固定しているため、強い力が加わり劣化しやすくなります。
経年劣化が見られる網戸は、穴が空くというよりも直線方向に裂けたり破れたりすることが多いほか、わずかな力を加えただけでも穴が空くことがあります。
虫食い
あごの力が強い蜂やカミキリムシ、カマキリといった昆虫は、網戸を噛みちぎって穴を空けることがあります。
特に自宅周辺が森林や草むらに囲まれていると、網戸が虫食いの被害に遭うケースが少なくありません。
物理的な力・衝撃
網戸にモノをぶつけたり、何らかの理由によって強い力や衝撃が加わったりした場合も穴が空く原因になります。
特に小さな子どもがいる場合、手や足で網戸にいたずらをすることも多く、継続的に力を加えていくとやがて穴が空く危険性があります。
タバコの火
網戸はプラスチック樹脂やグラスファイバーを原料として作られています。
これらは高温の熱源を近づけると溶けてしまうため、たとえば窓際でタバコを吸っているときにうっかり網戸に触れると穴が空いてしまいます。
網戸の適切な張り替え時期
網戸は定期的に新しいものに張り替える必要があります。
使用環境や網戸の状態によっても張り替え時期は変わってきますが、一般的な目安とされているのは4〜5年程度です。
たとえば、南向きに設置されている網戸は大量の紫外線を浴びているため劣化が早く、2〜3年程度で交換が必要になることもあるでしょう。
また、網戸に穴が空いていたり端の部分が裂けてきたりしている場合も早急に交換しなければなりません。
さらに、網戸全体にたるみが生じていたり、網の目にホコリが溜まりやすくなってきたときも張り替えのサインといえるでしょう。
網戸の張り替えを自分で行うためのコツ・やり方
網戸の張り替えはホームセンターや内装業者へ依頼することもできますが、作業のコツさえ掴んでしまえば自分自身で行うことも可能です。
基本的な手順と失敗しない張り替えのコツを紹介しましょう。
網戸をサッシから外す
まずは網戸をサッシから外し、作業しやすいスペースに移動させます。
室内で張り替え作業を行う場合、汚れないよう新聞紙やブルーシートなどを敷いておきましょう。
網を外す
網戸はフレームに紐状のゴムが埋まっており、これで網を固定する構造となっています。
そのため、古い網を取り外す際には網押さえゴムごと外す必要があります。
網戸のフレーム部分をよく確認し網押さえゴムのつなぎ目を探し、そこから先端の尖ったもので引っ張り出しましょう。
ゴムを取り外したら、フレーム内部に溜まった汚れやホコリをきれいに掃除します。
網押さえゴムをカットする
網戸から網と網押さえゴムを取り外し、フレームのみの状態になったら、新しい網押さえゴムを準備します。
古いゴムよりも15〜20cm程度余裕をもってカットすると作業がしやすくなります。
新しい網を張る
ここまでの準備ができたら、いよいよ新しい網を張っていきます。新しい網は以下の手順で張っていきましょう。
- ①フレームよりも20cmほど余裕をもった長さに網をカットする
- ②洗濯バサミなどで網をフレームにセットする
- ③長辺と短辺の2か所を網押さえゴムで固定する
- ④残りの2辺を網押さえゴムで固定する
- ⑤余分な長さの網押さえゴムをカットする
- ⑥フレームのサイズに合わせて網をカットする
きれいに張るコツとしては、網押さえゴムで固定する際にはフレームのコーナー部分からスタートし、少しずつゴムを押し込んでいくことです。
また、このときに、網にたるみが生じないよう片方の手で網を押さえながら固定することを意識しましょう。
網戸の張り替えに必要な道具
網戸の張り替えをDIYで行う場合には、最低限以下の道具を揃えておきましょう。
- ①網(ネット)
- ②網押さえゴム
- ③押さえローラー
- ④カッターナイフ
- ⑤洗濯バサミまたはクリップ
- ⑥小型のブラシまたは歯ブラシ
- ⑦マイナスドライバー
特に重要なのは押さえローラーで、フレームに網押さえゴムを固定する際に使用するため張り替え作業の必需品です。
また、古い網押さえゴムを取り外す際につなぎ目からゴムを引っ張り出す必要があるため、その際にマイナスドライバーがあれば便利です。
網戸の張り替え方を学ぶ方法について
網戸の張り替えに挑戦してみたものの、どうしてもうまくいかず悩んでいる方も少なくありません。
そのような方は、以下のような方法でコツを学んでみるのもおすすめです。
Webサイト・動画サイト
インターネットで「網戸 張り替え」といったキーワードで検索すると、さまざまなWebサイトがヒットします。
張り替えの方法やコツを詳細に解説しているサイトも多いため、複数のサイトを参考にしながら実践を繰り返すことでコツをつかんでいけるでしょう。
講座やイベント
Webサイトや動画サイトの場合、画像や動画で作業工程を確認することはできますが、実際に作業を体験できるわけではありません。
最短で網戸の張り替えを習得するためには、プロの指導やアドバイスを受けるのが一番です。
民間の内装業者や自治体などでは、網戸の張り替え講座を実施していることもあります。
多くの講座やイベントは、安価な参加費で気軽に受講できるため、興味のある方はスケジュールを調整のうえ参加してみるのもおすすめです。
ちなみに、このような講座やイベントは、地域のコミュニティセンターや公的施設などで開催されるケースが多いようです。
ハウスリフォーマー育成学院は12日間で多能工職人になれる
網戸の張り替えを学ぶために、多能工職人を育成するスクールに通う方法もあります。
多能工職人とは、網戸の張り替えをはじめとして、トイレやキッチンの改装、クロス張り替え、フロアタイル施工といったさまざまな作業を担う職人のことを指します。
ハウスリフォーマー育成学院では、12日間にわたって計80時間のカリキュラムを習得することで、リフォーム多能工職人を育成しています。
◆リフォームの職人を育てるリフォーマー専門学校では何を学べる?
まとめ
網戸の張り替えはリフォームや内装工事のなかでも初歩的な作業であり、作業手順とコツをつかんでしまえば職人以外の方でも交換が可能です。
しかし、作業経験のない初心者にとっては、きれいに張り替えるためには難易度が高く、失敗することもあるでしょう。
網戸の張り替え以外にも、さまざまな内装工事のスキルを習得したいという方は、ハウスリフォーマー育成学院で多能工職人を目指してみてはいかがでしょうか。