ブログ

洗面台のリフォームをDIYする方法や蛇口の交換手順を解説!

投稿日:2023.07.10/更新日:2023.07.10

 

洗面台は経年劣化や使用環境によって交換が必要となることがあります。

 

交換作業はリフォーム業者や内装業者に依頼することが一般的ですが、工賃を節約するためにDIYに挑戦してみたいと考える方も多いでしょう。

 

果たして洗面台のリフォームや交換はDIYが可能なのでしょうか。

 

具体的な手順や気になる費用、交換の目安などもあわせて紹介します。

 

洗面台をリフォームする目安

住宅設備のなかでも、水回りは毎日使用するものだからこそ経年劣化が生じやすく、定期的な交換やリフォームが必要になります。

 

洗面台の場合、およそ15年から20年程度で交換が必要となります。

 

ただし、使用環境やメンテナンスの頻度によっても交換時期は変わり、適切なメンテナンスが行われていないと10年や5年程度で交換が必要になることも考えられるでしょう。

 

洗面台の主な交換理由としては、陶器部分の割れやヒビはもちろんのこと、水が出る水栓部分の不具合も挙げられます。

 

洗面台によっても設備の仕様は異なり、蛇口を交換するだけで簡単に対応できるものもあれば、電気温水器なども含めて交換が必要になるものもあります。

 

洗面台のリフォームにかかる費用

万が一、洗面台に不具合が生じた場合、交換やリフォームにはどの程度の費用がかかるのでしょうか。

 

一口に洗面台といってもさまざまな製品があり、価格にも幅があります。

 

平均的な洗面台へリフォームした場合、本体費用と工事費、廃棄にかかる費用も含めるとトータルで20万円程度が相場となっています。

 

費用の内訳は以下の通りです。

 

本体費用

住宅設備メーカーによっては、最低限の機能・設備を備えた2万円前後の安価な洗面台もあれば、デザイン性や機能性にこだわったオーダーメイド設計の製品などもあり、数十万円以上の費用がかかる場合もあります。

 

デザインや機能に強いこだわりがない場合には、平均的な洗面台でも十分と考えられるため、7万円程度を目安としておけば問題ないでしょう。

工事・廃棄費

古い洗面台を取り外し、新しい洗面台へと入れ替えるための工事には、3万円から5万円程度の費用がかかります。

 

また、古い洗面台の廃棄費用も工事費に含まれているケースがほとんどです。

 

なお、洗面台が設置してある脱衣所などは、特に湿気がこもりやすく床や壁も劣化しているケースが見受けられます。

 

洗面台のリフォームを行う場合、これらも一緒に交換するケースが多く、およそ10万円程度の工事費が必要となります。

 

ただし、洗面台が設置してある室内が広かったり、床や壁の劣化が激しい場合はそれ以上の工事費がかかる可能性もあるため、見積もりをとってもらい確認しましょう。

 

洗面台のリフォームはDIYできる?

洗面台の交換にかかるコストを少しでも節約するために、DIYに挑戦したいと考える方も多いでしょう。

 

洗面台の場合、電気工事のように専門的な資格がなければ作業ができないというものではないため、知識と技術さえあれば誰でも交換は可能です。

 

洗面台のリフォームにおける基本的な手順は以下の通りです。

1.給水栓の位置を確認

洗面台によっても給水栓の取り付け場所は異なります。

 

そのため、洗面台を設置する場所に仮置きし、給水栓の取り付け位置にあわせて壁面に穴が開けられるか確認しておきます。

2.給水栓用の穴あけ

給水栓の位置に合わせて、壁面に穴をあけていきます。

 

穴あけには「ホールソー」とよばれる専用の工具が必要で、これを電動ドリルなどに取り付けて回転させることできれいに穴をあけられます。

3.排水口用の穴あけ

給水栓と同様に、排水用のホースを接続する場所も確認しておきましょう。

 

以前に設置していた洗面台の排水口がそのまま利用できる場合は不要ですが、位置が異なる場合は床に穴あけが必要となります。

4.洗面台の設置・組み立て

新しい洗面台を組み立てていきます。

 

洗面台の多くは、陶器部分と鏡の部分が分かれているのが一般的です。

 

また、蛇口やシャワー、給水用のレバーなども付属しているため、説明書に沿って取り付けていきます。

5.給水ホースの接続

給水ホースの接続部品を給水口に取り付け、付属の給水ホースを洗面台に接続します。

 

給水ホースの取り付けにあたっては、水漏れを防ぐためにパッキンを必ず使用してください。

 

また、ボルトの締め付けがゆるい場合も水漏れの原因になるため、レンチでしっかりと取り付けましょう。

6.排水ホースの接続

最後に、陶器の排水口から床の排水口までを排水ホースで接続します。

 

一連の作業が完了したら、洗面台の蛇口やシャワーから水を出し、排水まで詰まりや水漏れが発生していないかを確認してください。

 

洗面台の蛇口を交換する手順

洗面台の不具合はさまざまですが、なかには陶器部分は正常であるにもかかわらず、蛇口部分のみが破損したり不具合が発生したりするケースもあります。

 

このような場合、洗面台をまるごと交換する必要はなく、蛇口のみの交換で対応できるものも少なくありません。

 

もし、洗面台の蛇口のみを自分で交換したい場合、どういった手順で行えば良いのでしょうか。

1.止水栓を閉める

洗面台には必ず止水栓とよばれる部分があります。

 

これはその名の通り、蛇口から流れる水を制御したり止めたりするために不可欠な存在です。

 

止水栓を閉めないまま蛇口を交換してしまうと、給水ホースを外した瞬間に大量の水が室内に噴射されるため、必ず止水栓は閉めたうえで作業を進めましょう。

2.蛇口に繋がっている給水ホースを取り外す

止水栓には洗面台の蛇口につながっている給水ホースがあります。

 

給水ホースは水が漏れないようナットで固定されているため、レンチを使って緩めて取り外してください。

3.蛇口を交換する

給水ホースを取り外したら、古い洗面台に設置されている蛇口を引き抜きます。

 

洗面台によっては蛇口部分がナットやネジで固定されているものも多いため、説明書などを確認しながら正しい手順で取り外してください。

 

その後、交換用の新しい蛇口を取り付けます。

4.給水ホースを接続する

蛇口を交換した後は、洗面台をもとの状態に戻していきます。

 

まずは給水ホースを新しい蛇口に接続し、止水栓と接続した後にナットで固定します。

 

ちなみに、交換後に水漏れが発生しないよう、給水ホースを接続する際にはパッキンを使用しましょう。

5.止水栓を開ける

一連の作業が完了したら、止水栓を開けて正常に水が出るかを確認してください。

 

また、給水だけでなく排水にも問題がないか確認しておきましょう。

 

洗面台の交換をしたら内装リフォームもするべき?

洗面台の交換にあたっては、室内の床や壁といった内装のリフォームもあわせて依頼するケースが少なくありません。

 

洗面台が設置してある脱衣所などは、特に湿気がこもりやすく内装が気づかないうちに劣化していることも多いためです。

 

内装のリフォームは必須ではなく、洗面台のみの交換で済ませることも可能です。

 

しかし、汚れが目立つ場合や、壁や床の一部が腐食している場合には、安全性の面からも内装リフォームを行うことがおすすめです。

 

洗面台のリフォームを学ぶメリットや方法

洗面台の交換やリフォームの方法を一通り紹介してきましたが、実際に自分自身で作業を行うとなると簡単ではなく、手順を間違えて失敗することもあるでしょう。

 

そのような経験を積みながら成長していくというのもひとつの方法ですが、失敗をできるだけ少なくするためには、書籍やWebサイト、動画サイトなどに公開されている情報を参考にしながら丁寧に作業を進めるのもおすすめです。

 

また、最近ではDIYに挑戦する人が増えていることもあり、DIYを学べる通信講座も提供されています。

 

通信講座の場合は洗面台を含めた水回りのメンテナンス以外にも、クロスの張り替えや床材の張替え、傷の補修など内容が多岐にわたります。

 

このように、知識やスキルがない状態で洗面台のリフォームに挑戦するよりも、事前に学習してから作業に取り掛かることでスムーズに進められ、失敗のリスクも低く抑えられます。

 

◆リフォームの職人を育てるリフォーマー専門学校では何を学べる?

 

ハウスリフォーマー育成学院は12日間で多能工職人になれる

書籍やWebの情報、通信講座などの場合、自宅にいながらでも手軽に洗面台のリフォームを学べることがメリットといえます。

 

しかしその一方で、必ずしも実際に作業をしながら学べる環境ではないため、交換作業のスキルは十分身につけられない可能性もあるでしょう。

 

短期間で洗面台のリフォームや交換スキルを身につけたいという方は、「ハウスリフォーマー育成学院」での受講もおすすめです。

 

ハウスリフォーマー育成学院とは、洗面所のリフォームや交換をはじめとして、リペア補修やトイレ改装、キッチンの交換、クロス貼り替え、フロアタイル施工など、ハウスリフォームに必要なことを網羅的に学べるスクールです。

 

学習期間はわずか12日間で、自動車教習所のように集中的に学ぶことができます。

 

ちなみに、このようなリフォームに必要なマルチスキルをもった人材は多能工職人ともよばれます。

 

多能工職人は内装工事会社やリフォーム会社からも需要が高く、手に職をつけるという意味でも大きなメリットがあるでしょう。

 

◆水回り内装コースの研修お申し込みはこちら

 

まとめ

今回紹介してきたように、洗面台のリフォームや交換はDIYによる作業でも可能です。

 

ただし、交換作業には専門的なスキルと技術が必要であり、事前に知識を身につけておかないと失敗する可能性も高いでしょう。

 

洗面台のリフォームや交換の費用を少しでも安く抑えたいと考える方は、今回紹介した内容を抑えつつ、取扱説明書に沿って慎重に作業を進めてください。

 

また、そもそも工具の使い方やコツがわからない方や、洗面台の交換以外にもさまざまな作業を自力で対応したいという方、多能工職人を目指している方は、ハウスリフォーマー育成学院での受講もぜひ検討してみてください。