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リフォーム職人になる方法を紹介!必要な資格や技術、年収についても!

投稿日:2023.11.03/更新日:2023.11.06

一般住宅の修繕や補修などを行うリフォーム職人は、建築業の中でも人気のある専門職です。特別な資格や学歴なども関係なく、スキルさえあれば活躍できる職種ということもあり、手に職をつけたいと考える方から注目されています。

 

そこで本記事では、リフォーム職人になるためにはどういった方法があるのか、求められるスキルや仕事内容、気になる年収もあわせて解説します。

 

リフォームの市場規模や将来性

専門職を目指す方の多くは、手に職をつけたいと考えるものです。しかし、目指す業界によっては、将来性に不安があったり、いつまで安定的に仕事を受けられるかといった不安も付きまといます。

 

これからリフォーム職人を目指す方のなかにも、少子化や経済状況の悪化などによって市場規模が縮小するのではないかと不安を抱いている方は多いでしょう。

 

矢野経済研究所の調査によると、日本におけるリフォーム業界の市場規模は2021年に6.9兆円に達しています。

 

詳しい内訳を見てみると、10平米超の大規模な増改築工事は5,000億円に満たないものの、設備修繕や維持といった小規模なリフォームは6兆円弱となっています。

 

また、前年までの推移を見ても2012年以降は6兆円台を推移しており、極端な変動が少なく安定的な需要があることがうかがえます。

 

リフォーム職人の仕事内容

一口にリフォームといっても仕事の内容は多岐にわたり、職人によっても得意分野や専門分野があります。

 

一般的なリフォーム職人はどのような作業に従事することが多いのでしょうか。代表的な仕事内容をご紹介します。

取り付け(キッチン・便器・洗面台など)

システムキッチンやトイレの便器、洗面台など、住宅設備を新たに設置したり、古くなった設備を交換したりすることがあります。

 

たとえば、便器や洗面台などはホームセンターなどでも購入できますが、それを宅内に設置するにはリフォーム職人がもつ専門的な技術が不可欠です。

 

関連記事:洗面台のリフォームをDIYする方法や蛇口の交換手順を解説!

養生

養生とは、リフォーム工事の際に床や壁、天井などを傷つけないよう保護する作業を指します。専用のシートやマットなどを使用し、安全に作業するための環境をつくります。

 

養生はリフォーム作業の基本であり、これが疎かになっているとクレームにつながることもあります。

 

関連記事:内装工事における養生作業をする意味とは?|やり方・養生材の種類を解説!

クロス張替え

クロスとは、壁や天井に貼られている壁紙のことを指します。クロスは年数が経過すると黄ばみや汚れが付着するため、定期的な張替えが必要です。

 

一見すると簡単な作業に思われがちですが、シワやたわみ、接着のムラを生じさせないためには高度なスキルを要します。

 

関連記事:クロス・壁紙の補修でDIYする方法や張り替えの費用や目安を解説

フロアタイル施工

フロアタイルとは床材の一種であり、その名の通りタイルを敷き詰めるように複数のシートを組み合わせて施工します。

 

フロアタイルを隙間なく均等に施工するにはコツが必要で、施工後も剥がれや浮きが生じないようにしなければなりません。

 

関連記事:【フローリング・タイルの傷】補修方法や防止対策を簡単解説!

網戸張替え

網戸は紫外線や風雨などによって劣化しやすく、破れる前に定期的な張替えが必要です。

 

ホームセンターなどでも網は購入できますが、たるみが生じないよう均等に張り替えるにはコツが必要です。

 

関連記事:網戸の張替えを自分で行うためのコツや必要な道具を紹介

蝶番調整

建物が完成してから年数が経過すると、ドアが左右いずれかの方向に偏ったり、自然と開いたり閉まったりするようになります。

 

これを改善するために、縦枠にドアを固定している蝶番を調整する必要があります。

リペア補修/木部リペア補修

リペア補修とは、壁や床などの一部に生じた傷や凹みなどを目立たなくする作業のことです。

 

ホームセンターなどでは補修キットも販売されていますが、壁や床の材質、色、補修範囲によってはきれいに仕上げることが難しい場合もあることから、リフォーム職人がもつスキルは不可欠です。

 

関連記事:リペア補修を自分で行うためのコツや必要な道具を紹介!

 

リフォーム職人に求められるスキル

リフォーム職人として活躍していくためには、具体的にどういったスキルが求められるのでしょうか。

 

特に重要な3つのスキルをご紹介します。

施工能力

リフォーム職人として最大の武器となるのが施工能力です。

 

上記で紹介した各種住宅設備の取り付けやクロスの張り替え、フロアタイル施工など、一通りのスキルは身につけておく必要があります。

 

もちろん、はじめから完璧に作業をこなせなくても、できるだけ多くの現場を経験することで作業のコツや現場に応じた効率的な施工方法などが身についていきます。

接客能力

リフォームにあたっては、クライアントである施主から要望をヒアリングしたうえで、さまざまな提案を行います。

 

この際に重要なのが接客能力です。職人と接客はイメージとして結びつかない方も多いと思いますが、リフォーム職人の場合は欠かせないスキルのひとつです。

積算・管理能力

施主の要望をヒアリングした後は、提案内容をもとに見積もりを行います。

 

見積もりにあたっては、各メーカーのカタログをもとに型番を調べ、価格を記載・計算しますが、この一連の作業をスピーディーに行えるよう訓練も必要です。

 

リフォーム職人になる方法

リフォーム職人としてのキャリアをスタートさせるためには、主に2つの方法が考えられます。

工務店やリフォーム会社への就職

もっとも一般的なのは、工務店やリフォーム会社などへ就職し、実務経験を積みながらスキルを身につける方法です。

 

リフォーム職人になるためには学歴や資格の有無なども関係ないため、高校卒業後や転職によって工務店やリフォーム会社へ就職する人も少なくありません。

 

また、建築・内装業界は慢性的な人手不足に陥っているため、実務経験がない方であっても積極的に受け入れている企業も多いです。

ハウスリフォーム専門のスクールに通う

学歴や実務経験は関係ないといっても、知識ゼロの状態からリフォーム業界へ飛び込むのは抵抗がある方も多いのではないでしょうか。

 

また、知識やスキルがあったほうが武器になることは事実で、より多くの企業から内定を得られる可能性もあります。

 

そこで、ハウスリフォーム専門のスクールに通い、施工能力や接客能力、積算・管理能力などを身につける方法もあります。

 

関連記事:リフォームの技術を習得する方法3選!学べる内容についてもご紹介!

 

リフォーム職人の年収

リフォーム職人として就職・転職を目指すうえで、多くの方が気になるのが収入面ではないでしょうか。

 

厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、内装工の平均年収は460.7万円となっており、全職種の平均年収をわずかに上回っています。

 

年齢別の年収を見ると、40代以降では500万円を突破し、ピーク時の50代前半では平均559万円となっています。

 

なお、一口にリフォーム職人といっても工務店やリフォーム会社などに在籍し会社員として雇用されるケースもあれば、一人親方や自ら会社を興し経営者として活躍する方もいます。

 

働き方によっても収入は大きく変わってきますが、一般的に一人親方や経営者のほうが多くの収入を得られる可能性があります。

 

リフォーム職人に必要な資格

リフォーム作業のなかでも、クロスや床材、網戸の張り替えなどは特別な資格も不要で、スキルさえあれば誰でも従事できます。しかし、なかには専門的な資格が求められる作業も存在します。

 

また、仕事の幅を増やす意味でもさまざまな資格取得に挑戦する価値はあるでしょう。リフォーム職人におすすめの資格をいくつかご紹介します。

マンション維持修繕技術者

マンション維持修繕技術者とは、マンションや団地などの大規模な集合住宅において、維持・修繕の専門知識や技術を証明する資格です。

 

マンションの管理組合などから建物の修繕や補修、リフォームなどを依頼されることも多く、一般社団法人マンション管理業協会が実施している試験に合格し登録することで認定を得られます。

木造ハウジングコーディネーター

木造ハウジングコーディネーターとは、木造住宅の構造や施工、用いられる材料などの基礎知識を学び、最適な工法を提案するための資格です。

 

木造住宅のリフォームにあたっては、構造材である柱や梁などに関する専門知識が不可欠です。

 

一般社団法人日本木造住宅産業協会が運営する試験に合格するか、講習を受けることで資格を得られます。

インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターとは、快適な住環境を提案できるよう、内装材や住宅設備、家具などに関する専門的な知識を問う資格です。

 

リフォームを依頼する顧客のなかには、「明るい雰囲気にしたい」、「部屋を広く使いたい」など抽象的な相談を受けることがあります。インテリアコーディネーターの資格があれば、そのような要望に対しても具体的で満足度の高い提案ができるでしょう。

 

公益社団法人インテリア産業協会が運営している試験に合格することで認定を得られます。

電気工事士

電気工事士とは、一般住宅やビル、店舗、工場などにおいて、電気工事の作業に従事するために不可欠な専門資格です。電気工事士には第一種と第二種があり、一般住宅であれば第二種に合格する必要があります。

 

リフォームにあたっては、コンセントの位置を変更したり、新たにコンセントを敷設したりといった作業が必要になることがありますが、これらの作業は電気工事士の有資格者でなければ作業を行うことができません。

 

一般財団法人電気技術者試験センターが行う試験に合格することで資格を取得できます。

ハウスリフォーマー育成学院北陸校の特徴

リフォーム職人になるために専門のスクールに通って即戦力を身につけたいと考える方は、ハウスリフォーマー育成学院北陸校がおすすめです。

 

クロスやフロアタイルの張り替えや補修はもちろん、トイレ・洗面所・キッチンの交換および改装、木部リペアなど、ハウスリフォームに必要なことを網羅的に学べます。

 

また、リフォームの作業において工具は欠かせないツールですが、初心者のなかには誤った使い方によって怪我をしたり、作業効率が低下したりといったこともあります。

 

工具の使い方を含めた基礎から丁寧に学べることも、ハウスリフォーマー育成学院北陸校の強みといえるでしょう。

 

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まとめ

老朽化が進む住宅が増えているなかで、リフォームの市場規模は比較的安定しており、リフォーム職人は今後も重要な役割を担うでしょう。

 

リフォーム職人になるためには特別な資格や学歴などが必須というわけではありませんが、専門的な資格や知識、スキルをもっておけば転職の際に大きな武器になるはずです。

 

これからリフォーム職人としてのキャリアをスタートさせたい、手に職をつけたいと考える方は、ぜひハウスリフォーマー育成学院北陸校への入学をご検討ください。